レプチンに気づかれると失敗するダイエット

脂肪細胞から分泌されるホルモンであるレプチンは、エネルギーの消費を増大させて食欲や脂肪の蓄積を抑える働きがあります。
レプチンには甘味抑制効果があり、血中のレプチン濃度が低下すると甘く感じなくなり、濃度が低下すると甘さを強く感じるようになるとこが、最近の研究で分かってきました。

このためダイエットに失敗する原因の一つとして、体脂肪が減少するのに伴いレプチン濃度が低下するのが、反対に甘味に対する感受性は上昇し、食べ物を美味しく感じてしまうことがあるそうです。
このようにことから、味覚を正常に保つことは全身の健康の維持に不可欠と言えます。
(参考:鶴見大学歯学部附属病院、院病院長、斉藤一郎)

味覚

味覚では、口に存在する8000個ほどある味蕾(みらい)という味細胞の受容器を介して、味の情報が大脳へ伝達されます。この経路に障害が起こると味覚障害が生じるのですが、味蕾は28日前後で死滅し、新陳代謝を繰り替えします。

この時の新陳代謝の役割を担っている代表の栄養素は亜鉛です。成人で一日15mgも必要なのですが、加工食品、インスタント類が多い生活では不足しているようです。

味覚障害のはじまりは味覚の鈍感化、薄味が理解できず、濃い味でなければ味覚を満座させられなくなっていきます。
例えば、焼きそばに大量のソースやマヨネーズを使わないと満足できないようになり、このような食習慣を続けることで、味覚障害以外にも、高血圧、高脂血症、高カロリー、高脂肪など循環器系の病気、さまざまなことと関連しています。

亜鉛が不足すると必ず味覚障害が現れるわけではありませんが、味蕾の新陳代謝が約1ヶ月と早いので、軽めの症状として「薄味に鈍感」になりやすいのでしょう。

ゆっくりダイエットと味覚

鈍感になったしまった味蕾は、取り戻すことができます。
私はおよそ半年間、外食やコンビニ弁当、カップラーメンなどを全く食べないようにした時期があり、その後、コンビニの「カルビ焼き肉弁当」を買ったのですが、ソースが塩辛く、本当に舌が痺れるのです。
味覚を取り戻したと同時に減量も成功、極端なリバウンドもありません。薄味になってビックリするのは、自然の味でも食べられるようになったことです。

生活習慣や食習慣にからんだ味覚障害は、生活習慣病での1つの病態とも言えるでしょう。「味覚を守る」ということは、生活習慣病から自身を守ることにもなります。

レプチンが少なくなると「甘み」が欲しくなる。そうだと思います。
こんなときは、体重を戻しておいて、
今度は、レプチンに気づかれないよに「ゆっくり」ゆっくり減量してはどうでしょう。
ゆっくりダイエットと、徐々にソース類を使わない食事にしていくと、うまくいきます。



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