インスリン抵抗性で減少する脳細胞

何らかの理由で、ブドウ糖が細胞内に入らず、エネルギー源として使われなくなることがあります。
血液中に多くなってしまうブドウ糖は、脂肪に変わり脂肪細胞に蓄えられ、ブドウ糖がエネルギー源として使われなくなっていく。
ブドウ糖が細胞に取り込まれないことを「インスリン抵抗性」という。

インスリン抵抗性が生まれる原因は、
過食することで肥大する脂肪細胞からのアディポサオトカイン。 肥大した脂肪細胞から放出されるアディポサオトカインは、生活習慣病の原因にもなっている。

さらに、インスリン抵抗性を持つことの怖さは .....
インスリンが中枢神経系でホルモンとしても働いていること。 このことを知っておかないと、将来の早くに、脳が壊れることになる

インスリン抵抗性は大雑把にいうと、糖代謝のことを含め次の3つの問題を抱えている。
● 糖代謝が低下していき、生命活動が沈滞化していく(老化)
中枢や末梢神経系が壊れていく(末梢神経疾患)
● 脳内ホルモンとしての働きを失う(痴呆症などの疾患)
   → 記憶・学習、摂食・ニューロン新生などへの障害

インスリンは脳関門を通り脳に流入しているが、ここ数年の研究で、脳内にもインスリンレセプターがあることや脳でも少量だが作られていることがわかってきた。

痴呆症の1つアルツハイマーの研究からは、インスリン抵抗性をおこすタンパク質アミロイドベータが発見されたり、線虫をモデルにした実験などからは記憶や学習などにもインスリンが働いていることが示されている。 また、脳内で多すぎるインスリンが癌疾患にも関係しているという。

肝臓の機能低下はインスリン作用の低下?
肝臓でつくられる「インスリン様成長因子 IGF-1 」は、 成長ホルモンが肝臓で変化したもので、インスリンと配列が高度に類似していて、近年、IGFがインスリン受容体、IGF-1受容体、IGF-2受容体、インスリン関連受容体およびおそらくは他の受容体に結合する事が分かってきた。

IGF-1が失われて脳細胞を支援できなくなるのがアルツハイマー病の原因ではないか」との仮説をもつ研究者もおり、詳細まですべてわかっているわけではないが,インスリンとIGF-1が神経変性疾患に深く関係していることを疑う研究者はほとんどいない。

インスリン抵抗性を抑えて認知症を予防する
インスリン抵抗性の改善は、食事、睡眠、運動が基本です。 運動をして過食をしないことが、加齢とともに上昇していく血糖値を抑え、生活習慣病の先にあるアルツハイマーなどの脳神経疾患をくい止めることになります。


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